スッチーコンパの思い出

その日のコンパに自分は期待していた。

今度の相手は、スッチーさんなのだ!

 

話はその年の初めまで遡る。

 

正月休みに中学の友達で集まることになった。同窓会だ。

しばらく実家を離れていた自分は、すっかり疎遠になっていたけど、地元に残った連中はしばしばこういった集まりもしていた様子。お互い同級生なのだが、なんとなく地元組と地元出た組とでなんとなく温度差があった。賑わっている輪から少し離れたところで話をしていたA子はすごくきれいになっていた。

 

もともと背が高くて美人体型だった。でもそんなこと当時は考えてもなかった。割りとおとなしめで目立つ感じでもなかったし、とりわけ仲がいいこともなかった。こんなによく笑う子だったんだっけ。えくぼができることも知らなかった。

よくよく聞くと今はセントレア空港のグランドスタッフになっているとのこと。当時の自分の職場は名古屋。飲みに行く繁華街となったら同じゾーンなのだ。

 

コンパ仙人としては当然誘わなくてはならない!コンパ仲間への貢献もしたい。

コンパのお誘いなら、2人で飲みに行くよりもハードルは低い。それに彼女とまた飲みたいと思った。いい言い訳になる。

お誘いはスマートに、相手に気を遣わせてはならない。あくまで自分はスッチーさんと飲みたいのだと。あなたのことは仲間だと思っている。なんなら好みの男性のタイプなんかを聞かせてくれたら、できるだけ要望に沿う、と。

彼女は、面白い人がいい、とやたらぼやかしてくるので、もしやこれは自分にもチャンスがあるのか?とも思ったけど。そこはやはりコンパ仙人として、冷静に茶化しをいれて結論に結びつかないように、あくまで次に繋げるように。

 

この日の同窓会で、名古屋で働いているという別の女性2人とも別に飲み会のセッティングをすることをこっそり約束した。それだけでも楽しい同窓会だった。

 

つづく

コンパ仙人になるまで

あのころ自分は、週8回コンパをしていた。

愛に飢えていた時期を超えて、このころはコンパを愛してしまったいたのだ。

女性に対して受けを狙うことはやめていた。

大事なのはいかにコンパを楽しむかである。よって、番号を聞かなくてもいいし、偽名を名乗ってもいい。語尾を全部「ヤンス」で通してもいいのだ。

繰り返して言うが、大事なのは自らが楽しいことである。決して女性の受けを狙ってはいけない。自分が楽しいコンパは大抵女性も楽しい。だが、それは媚からくるものでは会ってはいけない。コンパ後の下心に支えられた興奮ではあっていけないのだ。

今日からそのコンパの記憶。そして、いかにしてコンパ仙人になったのか。今はお酒を飲むのすらやめてしまった。その経緯なんかを書いていけたらと思う。